エアロアールシーにヘッドライトとテールライトを付けてみた



ライト点灯中
 以前、LEDをポン付けしてテールライトにしました。
 あの後、回路で色々遊んでいたところ壊してしまって、キチンと仕上げることなく放置ていました。
 先日、エアロアールシーをもう一台入手したので、今度はテールライトをそれっぽく取り付け、ついでにヘッドライトも付けてみました。。

 今現在、エアロアールシーはあまり売られていないみたいですね。
 販売終了してしまうのでしょうか…。
 ミニ四駆のようにずっと売られ続けるものだと思っていたので、もし販売終了してしまうのだとしたら残念です。


 まずはボディーの加工から。


 写真の青く塗った部分を切り抜きます。
 テール部分はズジに沿ってカッターとニッパーで丁寧に切除します。
 加工するときはバンパー部分は外しました。
 フロントライト部分はドリルで穴を開け、やすり等で穴を広げました。本当は銀色の部分全体に穴を開けて加工した方が実車っぽくなりますが、ちょっと面倒そうだったのでメインのライト部分だけにしました。


 左写真のような百均の透明プラスチック製のビーズ入れのようなものを使います。
 これを、百均の数百円のはんだごて(40W)を使って、切り取ったテールライト部より少し大きめに溶かし切ります。
 そして、ボディーの内側から位置合わせしつつ、溶断した透明プラにはんだごてを当てて溶かしながらはめ込みます。ボディーの内側にはみ出るように溶かしてはめ込みくっつけます。


 こんなかんじ。
 予想通り気泡が入ったり厚みが所々で違ったりできれいなクリアパーツになりませんでしたが、テールライトは照らすのが目的では無いのでこれで良しとします。


 次にフロント。
 こっちは気泡が入ったり厚みに違いがあったりすると光が不恰好に拡散してしまうので別の方法にします。


 左写真のような透明で薄い包装プラスチックを、熱して少し曲面にして、はさみで楕円に切り抜いて瞬間接着剤でボディーに貼り付けます。
 あまり曲面になってませんが。
 瞬着でちょっと濁ってる…。

 ライト部のモックを作って、0.1mm厚の透明プラ版を熱してモックに当てて変形させ取り付ける等すればもっと良いのでしょうが、そこまでする気力は無かった…。

 次にライト。

 ダイソーの「タッチライトブロック」を使います。
 単四電池3本使用、4個のLEDの発光面を押すとスイッチのON/OFFができるライトです。

 さくっと分解。
 LEDは5mm径。
 はんだを溶かして2個のLEDを取り外し、スイッチも使うためスイッチ部分の基盤をカッターで切断します。
 いつものようにLEDを取り外す前にはカソード側にマジックで印をつけておきます。

 赤色LEDはそこらへんにあった3mm径のものを使いました。


 いちおう回路図。
 説明のため書きました。

 タッチライトブロックの回路を見間違えてスイッチがGND側に…。
 スイッチはオルタネイト・プッシュスイッチです。
 白色LEDの抵抗はタッチライトブロックについていた10オームをそのまま使いました。

 実際にはNi-MH充電池を使いましたので電源は1.2V三本で3.6Vです。


 配線はこんな感じ。
 電池ボックスはそこらにあった単四電池2本用と、タッチライトブロックの単四電池1個分を溶断して繋げて3本にしました。これを厚手の両面テープでボディー裏に貼り付けています。
 スイッチは10mm10mmのプラ製アングルに両面テープで貼り付けボディーに固定しました。
 赤色LEDは足を切らずに配線をはんだづけして熱伸縮チューブで皮膜してます。LED部分だけ90度折り曲げて向きを調整。

 フロントのLEDは位置を合わせてグルーガンを使ってクリアカラーのグルーで軽く取り付けました。
 LEDを交換したくなったり光軸調整したくなったり再加工したくなった時困るので、走行中に落ちない程度にグルーを盛りました。これ以上加工する気がなくなったらガッツリグルー盛りしようかと。LED前面にグルーが流れないように気をつけます。
 リアはLED足部分をメンディングテープでボディーに固定…。


 完成。

 光ってると加工の粗があまり目立たない(苦笑)。



 このままでも良いのですが、単四電池3本というのが何というか半端な本数に思えるので、電池2本仕様に変更します。

 白色LEDなどの高輝度LEDは発光させるのにたいてい3.6V以上必要なので単四電池2本の3.0Vでは光りません。
 なので3.0Vから3.6V以上の電圧を作る必要があります。


 使うのは、セリアの「USBポート付 充電用電池BOX」です。
 これは単三電池2本からUSB充電用の5Vを出力するグッズです。
 チャージポンプというものでしょうか。

 電池ボックスになっているのでこのまま使ってもいいのですが、ボディーとシャーシの間にかろうじて収まる程度でボディーに固定できないので、回路だけ出して先に使った単四電池ボックスを使います。


 リアの赤色LEDは3Vでも発光するので、フロントの白色LEDだけこの回路を経由させます。
 白色LEDの抵抗は30オームくらいにしたいのですが手持ちがなかったので100オームを使いました。
 暗いようなら100オーム2個並列で50オームにするか素直に買いに行こうかとも思ったのですが、案外明るかったのでそのまま100オームにしました。抵抗をGND側にしたからかもしれません。
 電源電圧を下げたので赤色LEDの抵抗も100オームに変更しました。

 実際にはNi-MH充電池を使っているので1.2V二本で2.4Vが電源です。


 配線とかはこんな感じ。
 少しすっきりしたような、よけいごちゃついたような…。
 裏から見てもライト用電池が見えなくなったのは良かったかな。


 完成。

 後日、日が暮れてから外で遊んでみましたが、暗い中でもけっこう遊べます。

 電波が遠くまで飛ばないので自分の近くで走らせるのですが、フロントライトが自分の方を向くとまぶしすぎて目が眩む感じがします。明るすぎるのも考え物かもしれません。

 単四電池2個分重くなってるので加速は少し悪くなってる気がします。ステアリングの切れがよくなった気がしましたが、それは気のせいかもしれません…。電池が充電したてだったからかも。

 今回はボディー改造だけでエアロアールシーの回路やシャーシ部に手を加えないつもりだったのでこうしましたが、走行用電池をライトの電源にすれば余計な電池を積まないで済みます。ただボディーとシャーシを配線で繋ぐようなのでコネクタ式にするとか工夫が必要かもしれません。あと単一電源だとライト点灯で走行時間が短くなってしまうかなと。
 皆さん色々工夫してみると面白いかもしれません。


(2011年11月27日)

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